キャンピングカーの装備を考える エアコン編


目次

そもそもキャンピングカーにエアコンは必要か

必要です。うちはワンコを飼っているので夏場に短時間でも車に残して出掛けたりするときはエアコンがないと死活問題です。あとは長男のレーシングカートに使うので夏場の休憩スペースとしてエアコンに活躍してもらおうと考えています。


エアコンの種類

一口にエアコンといっても様々な種類があります。キャンピングカーに装備できるエアコンを挙げますと

  • ポータブルエアコン 冷房能力✖ 消費電力 スペース〇 価格〇
  • ウィンドエアコン  冷房能力△ 消費電力 スペース〇 価格△
  • ルーフエアコン   冷房能力△ 消費電力✖ スペース◎ 価格△
  • 家庭用エアコン   冷房能力◎ 消費電力〇 スペース✖ 価格✖
  • クールスター    冷房能力〇 消費電力◎ スペース△ 価格✖

それぞれの特徴を◎〇△×で表してみました。


エアコンの冷房能力

やはり一番大事な要素が冷房能力です。せっかく導入しても効きが悪いのでは意味がありません。できれば真夏の炎天下の中でも快適に過ごせるような性能を持ったエアコンを選びたいところです。
そこでスペックを見てみると、どの種類のエアコンも2.0kw程度の冷房能力をもちあわせているモデルがあることがわかります。しかし単純にスペックだけを信じてはいけません。ポータブルエアコンでは本体からの発熱や排気の問題があり、ルーフエアコンでは基本海外メーカーなので230v仕様となり100vで使用すると全然冷えないという話を聞いたことがあります。そう考えるとポータブルエアコンルーフエアコンは候補から外れてきます。逆に家庭用エアコンは普段から各家庭で100v電源で使用されているわけですので冷房能力は証明済みです。
残った候補はこちら

  • ポータブルエアコン 
  • ウィンドエアコン  
  • ルーフエアコン   
  • 家庭用エアコン   
  • クールスター


エアコンの消費電力

2.0kw程度の冷房能力を持つエアコンの消費電力はだいたい600~1000wといったところでしょうか。しかしエアコンの消費電力はインバータ制御が働くかどうかで大きく変わります。インバータ制御とはいったん室内が冷えると省電力モードで稼働させる機能です。例えばホワイトハウス コンパスを採点してみるで紹介したクールスターはインバータ機能を搭載しているのでいったん室内が冷えてしまえば10~15A(120~180w)程度で稼働することができるのです。このインバータ機能は基本ポータブルエアコンウィンドエアコンルーフエアコンにはありません。ですのでウィンドエアコンも残念ながら候補から除外されます。
残った候補はこちら

  • ウィンドエアコン  
  • 家庭用エアコン  
  • クールスター


エアコンのスペース問題

ポータブルエアコンは別としてエアコンのスペースで大きな要素となってくるのが室外機の有無です。ウィンドエアコンルーフエアコンに室外機はなく、家庭用エアコンクールスターは室内機とは別に室外機をどこかに積載しないといけません。特に家庭用エアコンの室外機をキャンピングカーに積載するとなると収納スペースに無理やり入れ込んだり床下のスペアタイヤのスペースに室外機を改造して入れ込んだりと簡単ではありません。床下に設置した場合、砂や泥、小石などの跳ね上げ対策も必要です。その点クールスターはコンパクトな室外機をルーフ・背面・床下とかなり自由に取り付けができます。
また、室内機でもクールスター家庭用エアコンと比べ2まわり以上コンパクトなので設置場所にも困りません。
というわけで設置スペースや室外機のことを考えるとクールスターが圧倒的に有利になりますがクールスターはまだ発売して間もなく、実際使用した人のレビューや口コミが皆無なことと、ジャパンキャンピングカーショーでの評判がイマイチなことを考えると家庭用エアコンは除外できません。
ということで残った候補はこちら

  • 家庭用エアコン  
  • クールスター


エアコンの価格

こちらもポータブルエアコンは除外しまして話を進めます。エアコンをキャンピングカーに装備するとなるとエアコン本体+設置料がかかります。室外機のないウィンドエアコンルーフエアコンは比較的工賃が安いです。本体+設置料で20万~くらいでしょうか。それに対し室外機も室内機も大きく設置が困難な家庭用エアコンは本体+設置料で40~50万くらいが大体の相場です。クールスターも本体価格が24万と高額なので設置料を含めるとこのくらいでしょうか。大まかにですが。
エアコン設置に50万…高すぎですよね。


まとめ

キャンピングカーに設置するエアコンをここまで調べてきましたが、うちの場合やはり家庭用エアコンクールスターが候補として残りました。しかしどちらも高額で家庭用エアコンには設置の問題、クールスターには冷房能力の問題が依然として残ります。なのでこれらの問題を克服できたものがベストな選択となりそうです。

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