キャンピングカーの装備を考える 格安リチウムバッテリー編


今回もリチウムバッテリーの話です。
以前のバッテリーについての記事はこちら


目次

注意

この記事に書かれている商品や手法を実際に使用する際は自己責任でお願いします。場合によっては重大な事故につながる恐れがあります。


はじめに

キャンピングカーでエアコンを使用するとなるとバッテリー容量はできれば400Ahは欲しいところです。しかしこれを市販のリチウムバッテリーでそろえると約40~60万ほどの金額がかかってしまいます。そこでもっと安くリチウムバッテリーのシステムを組めないかと中国の通販サイトAliExpressで見てみると400Ahのリン酸鉄リチウムバッテリーが10万円前後で多数販売されています。

出典:AliExpress

しかし、レビューもほとんど無く中身もどうなっているのかわからない中華リチウムバッテリーを使うのはさすがに怖すぎます。


CALB 3.2v 100Ah Lifepo4 バッテリーセル

出典:AliExpress

そこで少し調べてみるとYouTubeでこのバッテリーセルを絶賛している動画を見つけました。

品質、性能は文句なし。ただセルのサイズが大きい(厚みがある)ことが欠点のようです。(142×67×215㎜)
この3.2v100Ahのセルを4個直列でつなげれば12.8v100Ahバッテリーのできあがりです。つなげる際はきっちりとしたケースに入れるか各セルを強くつなぎとめないと動いて接続端子の部分が壊れてしまうみたいです。
400Ahの容量が必要なら16個のセルが必要で値段は約1,700ドル。BMSを加えても20万ほどで済みそうです。


Fortune 3.2v 100Ah LiFePO4 バッテリーセル 

さらにYouTubeを見るともっと良さそうなバッテリーセルがありました。

出典: Electric Car Parts Company

こちらはアメリカのリン酸鉄リチウムバッテリーセルです。高さはそこそこありますが厚みはかなり薄いです。(137×40×305mm)
各セルをボルトで連結できるのが特徴です。こちらも400Ahのシステムを組むと20万ちょっとで済みそうです。


BMS(バッテリーマネジメントシステム)

リチウムイオン電池のセルを直列・並列接続してシステムを作る場合、複数のセルの充放電を制御する機能が必要となります。この制御機能を持つ装置をバッテリーマネジメントシステム(Battery Management System / BMS)といいます。BMSには以下のような機能があります。

  • 各電池セルの電圧、電流、温度等を測定する測定機能
  • 測定したデータを表示する表示機能
  • 充放電間に各電池セルに流れる電流を調節し、各セルの電圧を一定に保つバランス機能
  • 充放電間にあらかじめ設定した電圧、電流、温度等の上限値・下限値を超えた場合、エラー信号を発し、または充放電機器を停止するエラー機能
出典:Mobile Solar Power

各セルとのつなぎ方はこのようになります。このイラストですとセルは8個ですがこれが16個になるといったいどうやって接続すればよいのでしょうか。8個を並列に2セットつなぐのでしょうか🙄

追記:並列にセルをつないでから直列につなぐみたいです。3.2v100Ahのセルを使う場合はまず4個を並列につないだものを1セットとして4セットを直列につなげばいいのだと思います。

まとめ

以上、リチウムバッテリーを自分で作ってしまおうという内容でしたが、私には少しハードルが高かったようです。もう少し勉強してからでないと危険です。納車までまだ時間があるのでもっと勉強することにします😄

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