Aliexpressで購入した200Ahの格安リチウムバッテリーをテストしてみました。購入したバッテリーについては以下の記事をご覧下さい。
目次
使用機材
- バッテリー:格安中華リチウムバッテリー(200Ah)
- インバーター:電菱 SP-1500-112A(COTEK SP-1500)
- 充電器:COTEK CX-1250
- バッテリーモニター:RENOGY RBM500-G1-JP
負荷をかけてみる
さっそくインバーターに電化製品を繋いで負荷をかけてみました。まずはドライヤーの弱モードから。
46A、600Wほどの負荷です。家庭用エアコンの消費電力もこのくらいでしょうか。
20AH使用後の電圧は13.2Vです。テストの結果は全く問題ありません。その後も継続して負荷をかけ続けましたが長時間安定して使用できました。
それでは強敵の電子ケトルはどうでしょうか。
トラブル発生
113A、1300Wの負荷も全然余裕…
ではありませんでした!トラブル発生です。
ケトルで何度もお湯を沸かしているとバッテリー本体が異常に熱いことに気づきました。画像赤丸で囲んだ部分が何やら変形しています。これはただ事ではないと思いテストを中断し、禁断のバッテリーを分解してみることに。
分解してみた
分解してみて高熱になった原因がわかりました。このバッテリーは+−それぞれ2つづつターミナルがあります。しかし+ターミナルに繋がるケーブルが1本の細いケーブルだけなんです。ですのでインバーターの+ケーブルををターミナルの1つだけに接続していると、この細いケーブルだけに負荷が集中するため熱を持ち、最悪燃えることもありえます。
画像で見ますと矢印のケーブルが1本だけ変色しているのが分かります。このケーブルがケースに接触していたためケースが溶けていました。当たり前ですがケーブルの発熱はBMSでは検知できないようです。
解決策
手っ取り早い解決策としてはターミナルを1つにしてケーブルを2本にまとめるということです。もしくは2つのターミナルを連結してしまうかです。そうすれば許容電流が現在の2倍になります。しかし今回は1本のケーブルが熱でダメージを受けていそうなのでケーブルは新しいものに変えた方がよさそうです。
まとめ
やはり格安中華リチウムには落とし穴がありました。ターミナルを2つづつ用意してくれたことはありがたいですがケーブルの許容電流を考えていないなどあってはならないことです。皆様も中華リチウムを使用する場合はお気をつけください。
初めまして!この商品を買おうかどうか悩んでいます・・・。
ターミナルは外側で連結して使おうかと思っています。
電気容量はちゃんと200AHある感じでしょうか?モノによっては半分もないものもあるそうですので。。
さるくんさん
はじめまして!格安中華リチウムバッテリーをレビューする part.2でもレビューしていますが私個人としては十分な容量を取り出すことができたので、価格を考えると十分合格レベルにあると判断しました。しかし、素人が行ったテストですのできちんと200Ahあるかどうかは正直わかりません。またBMSも正しく機能するのかも未検証です。申し訳ありません
今現在、プロによる施工でこのバッテリーをキャンピングカーにインストールしてもらっている最中ですので、また何かありましたら追加レビューしたいと思います。
あと付属品はないものと思った方がいいです(笑)
早速ありがとうございました!記事も拝見しました。私も同じようなテストになるかと思います。
Lifepo4のバッテリーチャージャーは持っており、テスト済ですので、バッテリーをぽちっちゃいました(笑)
今持っている中華Lifepo4バッテリーが100AHの容量なのですが、60AH行く前に11V台になったのでそれよりは良いかと期待しています。
購入されたのですね!
かける負荷によっても電圧が変化しますのでなんとも言えませんがさるくんさんの満足のいくものでなかったらごめんなさいm(_ _)m