やっとクラウドファンディングで出資していたZero Breeze Mark Ⅱ(ゼロブリーズ マーク2)が届きました。新型コロナの影響もあってかなり遅れていましたが届いて安心しました。
詳しい内容は以前記事にしていますのでこちら↓をどうぞ。
目次
Zero Breeze Mark Ⅱを開封する
佐川急便で届きました。では早速開封してみましょう。
内容物は本体、ダクト、アダプタ、リモコン、取扱説明書です。
バッテリーは本体とは別に届きました。24V 35Ah(840Wh)のリチウムバッテリーです。風量ミディアムで5時間駆動できるそうです。
いろんな出力端子があります。
Zero Breeze Mark Ⅱでキャンピングカーは冷やせるのか
はっきり言って期待はしていません。家庭用エアコンの冷房能力に比べると相当非力ですから。でも興味ある人がいると思うのでやってみます。
こんな感じでダクトを出します。左右のダクトは15㎝離すと良いらしいので15㎝離しました。左のダクトから外気を取り入れて右のダクトから熱気を排気します。
車内へはこんな感じで設置してみました。奥にある細いホースはドレーンホースでここから水が排出されます。今回は電源をアドリアさん車内のコンセントから取ります。
実験内容
- 使用するモードは急速モード(ロケットボタン)を使用します。画像では風量最大になっていませんが実験は風量最大で行います
- 室温が30度を超えたら車内のシェードをダクトを出している窓以外すべて閉じ、実験を開始します
- 10分ごとに室内の温度を確認します
実験環境
実験開始時の環境は外気温が26.5度、室温30.9度、天気は晴れたり曇ったり。外の湿度は測り忘れましたが雨上がりなので蒸し暑いです。
実験開始
実験開始時間、午前10時22分
室温30.9度、湿度61%。
スイッチを入れるとすぐにコンプレッサーが作動し出てくる風の温度はみるみる下がります。表示を見ると16.8度を示しているので約外気温-10度の風が出ていることになります。
消費電力は約270Wとかなり省エネ。このくらいなら車内でガシガシ使えます。
10分後
室温30.3度、湿度55% (室温-0.6度、湿度-6%)
温度はそれほど下がっていないが湿度が一気に減ったため車内の蒸し暑さがだいぶなくなりました。
20分後
室温29.2度、湿度51% (室温-1.7度、湿度-10%)
室温は29度まで下がりました。湿度が51%なのでさわやかです。
30分後
室温28.8度、湿度53% (室温-2.1度、湿度-8%)
室温は順調に減っていますが湿度は増えました。
40分後
室温28.6度、湿度53% (室温-2.3度、湿度-8%)
1時間10分後
10分おきに測ると言っておきながら1時間10分後になってしまいました😅
室温28.4度、湿度51% (室温-2.5度、湿度-10%)
ほぼ40分後の数値と変わっていません。
ちなみに1時間10分後にドレーンから出てきた水の量を見てみると350㎖もありました。
実験終了
1時間10分後の数値に変化がなかったことから今後も同様に推移していくものと推測できたのでここで実験を終わりました。
実験結果
- ポータブルエアコンで車内全体はさほど冷えません
- 車内の湿度はかなり下がります
- 出てくる風に当たっていれば寒いくらいです
考察
排気ダクト自体がかなり熱を持つため、排気ダクトをもっと短くすればもう少し車内が冷えたのかもしれません。でも真夏の炎天下のような環境では焼け石に水でしょう。
しかし、Zero Breeze Mark Ⅱはあくまでもポータブルエアコンなんです。車内を冷やすのは家庭用エアコンに任せればいいんです。ポータブルエアコンやスポットエアコンとして考えればZero Breeze Mark Ⅱはかなり優秀です。出てくる風はとても冷たいですから。
ですのでkeys家では息子のレーシングカートやペットを留守番させる際、テント泊の際などに役に立ってもらえそうです。