キャンピングカーの装備を考える 市販リチウムバッテリー編

またリチウムバッテリーについての話です。未だうちのアドリアさんに載せるサブバッテリーをどうしようか決めかねているのですが、良さそうなリチウムバッテリーを見つけたので紹介します。


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RENOGY リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
BATT-LFP-12-100

現在、RENOGY JAPANで販売している12v100AhのリチウムバッテリーはBATT-LFP-12-100というモデルで価格は89,000円(税抜)です。当初は市販のリチウムバッテリーを購入するならこれと決めていました。


RENOGY リン酸鉄リチウムイオンスマートバッテリー
RBT100LFP12S-G1

しかしRENOGYアメリカやオーストラリアのサイトを見てみると同じ12v100AhのバッテリーでもRBT100LFP12S-G1というモデルが存在します。

このモデルはアクティベーションスイッチを使用しバッテリーをアクティブモードシェルフモードに使い分けることができます。要は電源on,offボタンのようなものです。

価格はアメリカとオーストラリアともに899.99ドルです。為替レートを考えればオーストラリアの方が断然お得なのですが残念なことにオーストラリア国内でしか買うことができません。ちなみにRENOGYアメリカでもアメリカ国内でしか購入はできません。ですので今のところ日本国内でこのバッテリーは購入不可となっています。


BATT-LFP-12-100RBT100LFP12S-G1の比較

RNG-BATT-LFP-12-100RBT100LFP12S-G1
公称容量100Ah100Ah
公称電圧12.8V12.8V
充電電圧14.6V14.4V
最大充電電流50A50A
最大放電電流100A100A
充電動作温度範囲0°C~45°C0°C~55°C
放電動作温度範囲-20°C~60°C-20°C~60°C
推奨温度23±5°C25±5°C
サイクル寿命100%DOD 2000サイクル80%DOD 4000サイクル
サイズ260x158x246 mm289x172x187.5 mm
重量12.75kg11.8kg

性能を比較するとBATT-LFP-12-100よりRBT100LFP12S-G1の方が優れていることがわかります。充電電圧が0.2V低いということは走行充電がしやすくなります。充電動作温度範囲もRBT100LFP12S-G1の方が高温までカバーしています。重量も約1kg軽いので複数積む場合はそれだけ軽量化を図れます。サイクル寿命はDODが100%と80%で違うので何とも言えません。


低温保護機能

RBT100LFP12S-G1を気に入った理由はそれだけではありません

本来リチウムイオンバッテリーは低温に弱く0℃未満での充電は非常に危険です。にも拘らず市販されているどのリチウムバッテリーにも低温時にバッテリーを保護する機能はありませんでした。これでは厳しい日本の冬は乗り越えられません。

しかし、RBT100LFP12S-G1BMSには充電時の低温保護機能が備わっています。0℃以下になると充電を停止し5℃以上になると復旧してくれます。もうこの機能だけでこのバッテリーを選ぶ価値ありです😆

BMS:バッテリーマネジメントシステム


日本での発売はあるのか

RENOGY JAPANRBT100LFP12S-G1は日本で売らないのか問い合わせてみたところ、5月から販売する予定とのことです。5月なら夏に間に合います。エアコン設置と同時にこのバッテリーを3つ(300Ah)ほど積み込みたいと思います。あとは新型コロナの影響がでないことを祈るばかりです。

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