目次
はじめに
前回の記事でキャンピングカーのためのソーラーパネルを考察してみましたが、今回はそのソーラーパネルをうちのアドリアさんにも取り付けてみました。
屋根上の重量が増えるのでソーラーパネルは極力取り付けたくなかったのですが、夏場の直射日光で屋根がチンチンに熱されるアドリアさんに少しでも日陰を作りたくソーラーパネルを取り付ける決断をしました。日除けと充電とで一石二鳥ですね。
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取り付けたパネル
ネクストエナジー社のNER120M340J-MBというパネルをネットで購入しました。送料込み19,800円です。
重量のことを考えるとフレキシブルタイプのパネルですがここは熱の影響を考えて固定式のパネルにしました。
そしてADRIA TWIN 640SGXの屋根には前後二つのルーフウィンドウがあるのでその二つのルーフウィンドウに干渉しないサイズで出力が最大級のものを選びました。
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NER120M340J-MBのスペック
型式 | NER120M340J-MB |
---|---|
公称最大出力(Pmax) | 340W |
公称最大出力動作電流(Imp) | 9.79A |
公称最大出力動作電圧(Vmp) | 34.73V |
公称短絡電流(Isc) | 10.46A |
公称開放電圧(Voc) | 41.55V |
モジュール変換効率 | 20.20% |
最大過電流保護定格 | 20A |
最大システム電圧 | 1500VDC |
公称質量 | 18.7kg |
公称サイズ | W996mm×H1689mm(±3mm)×D35mm |
セル枚数 | 120枚(6×10+6×10) |
セルサイズ/ セル種類 | 単結晶 158.75mm×79.375mm |
機械的耐荷重 | 積雪荷重:5400Pa(表面/風圧荷重含む) 風圧荷重:2400Pa(裏面) |
パネル取り付けに使用したもの
- アルミフレーム40×40 長さ1380mm 2本
- 1列溝用突起付反転ブラケット溝幅10mm 4個 ・・・アルミフレーム取り付け用
- 1列溝用片側突起付ブラケット溝幅10mm 4個 ・・・ソーラーパネル取り付け用
- M8ボルト20mm 8個
- M8ボルト15mm 4個
- パネルに付属していたボルトとナット 4セット
- 後入バネナット 8個
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パネル取り付け方法
ADRIA TWIN 640SGXにはオリジナルでTHULEスマートクランプシステムのベースレールが取り付けてあるのでこれを利用しない手はありません。
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こんな感じでベースレールから2本のアルミフレームを渡してそのアルミフレームにパネルを取り付けていきます。
※ベースレールの内側にアルミフレームを通そうとすると、屋根中央部が盛り上がっていることから通すことができませんので注意が必要です。ですのでベースレールの上にアルミフレームを乗せる形になります。
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アルミフレームにソーラーパネルをブラケットで固定します。パネル側のボルトとナットはパネルに付属していたものを使用しています。
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そして頑張って屋根の上まで持ち上げベースレールに取り付けます。
※ベースレールの溝が浅いのでボルトは15mmのものが必要になります
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こんな感じで屋根に固定することができました。高さは前側ルーフウィンドウとほとんど変わりません。
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シャワールームの換気口とのクリアランスもばっちり👍
取り付けたチャージコントローラー
先日インストールしたRENOGYの走行充電器もソーラー入力ができるのですが、最大入力電圧が25Vまでと少なめなので別にチャージコントローラーを用意しました。
今回取り付けたチャージコントローラーがこちら
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RENOGYの40Aチャージコントローラーです。こちらは最大入力電圧が100Vなので使用パネルの公称開放電圧41,55Vでも余裕です。BTモジュールもオプションで付けています。
MPPT チャージコントローラー 40A ROVER LIシリーズのスペック
ROVER40A MPPT ソーラーチャージコントローラー | |
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定格バッテリー電流: 40A | 定格負荷電流:20A |
最大PV入力短絡電流: 50A | 最大バッテリー電圧: 32V |
最大ソーラー入力電圧: 100VDC | 充電回路の電圧降下: ≤ 0.26V |
放電回路の電圧降下: ≤ 0.15V | 動作温度: -35°C to +45°C |
最大端子サイズ: 8AWG(8SQ) | 定格負荷電流: 10% to 90% NC |
寸法: 23.8 x 17.3 x 7.8 cm | 重量: 2 kg |
チャージコントローラー取り付けに使用したもの
- ソーラーケーブルボックス
- MC4延長ケーブル6m
- バッテリー⇔チャージコントローラー間用ケーブル 2.4m
- DCミニチュアサーキットブレーカー 1P 50A
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配線
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屋根に穴を開けるときはドキドキしますよね。コーキングが難しいです…
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助手席上部の棚の中のパネルを外しケーブルを通していきます
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ダイネット足元下のジャッキスペースに配線を通しここにチャージコントローラーをインストールします。走行充電器と同じ場所です。パネル⇨チャージコントローラー間にサーキットブレーカーも入れてあります。
設置完了
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上から見ないとソーラーパネルがあることはほぼわかりません。
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日除けにもなってくれています。
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発電量は
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7月下旬の正午過ぎでなんと323W出ました。定格340Wなのに323Wってすごい…
まとめ
夏場エアコン使用時のバッテリー持ちがかなり良くなりました。
そして屋根上に約20kgのものを乗せましたが、意外に走行性能の悪化は感じられません。
思い切って取り付けてみましたがかなり満足です😊
追記 2022.8.18
![](https://campingkart.net/wp-content/uploads/2022/08/IMG_1160-1-687x1024.png)
驚異の380Wを記録しました。340Wパネルなのにこんなことあるんでしょうか。
天気が良いと安定して300W以上出ています。