前回紹介しましたCATL 302Ah LiFePo4バッテリーセルをアドリアさんにインストールしてみました。実はインストール自体はかなり前に終わっていまして、今回は数か月使用してみてのレビューも兼ねてご紹介いたします。
目次
新たにインストールしたもの
- CATL 302Ah LiFePo4バッテリーセル ×8
- DALY BMS-250A
CATL 302Ah LiFePo4バッテリーセル はこちら。
以前の記事で紹介していますのでこちらを参照ください。
DALY BMS-250Aはこちら。Aliexpressで購入しています。
けっこう大きいです。250Aはオーバースペックかと思いましたが、今後インバーターを3000Wのものに変更する可能性を考えて250Aを選びました。
インストールへの準備
まずはすべてのバッテリーセルを並列につなぎトップバランスをとります。この作業をやった方がいいのかやらなくてもいいのかよくわかりませんが、やって損はないのでやってみました。
安定化電源を使い、じわじわ充電します。かける電圧は3.65Vを超えないよう3.6Vで設定しました。じわじわ充電するので作業終了まで2日ほどかかりました。
この間にもともとインストールしてありました200Ah×2のリチウムバッテリーをダイネットシート下から撤去しておきます。
インストールしてみた
トップバランスが終了したら早速アドリアさんにインストールしていきます。
8個のセルを2並列4直列で接続しています。
驚いたことに今まで200Ahの中華リチウムバッテリーが2つ置いてあったスペースにぴったり収まりました。容量は1.5倍以上になったのにスペースは同じなんて素敵すぎます。ですのでインバーターや充電器の配置は全く変えないでインストール終了です。
使ってみて
容量が単純に増えただけなのでそれほど使用感に変化はありませんが、エアコンを1日中稼働させても20~30%ほどしか減りません。ですので息子のレーシングカートで使用した場合、夜間にエアコンを稼働させていたとしてもまるまる2日間、外部電源のない状況で過ごすことが可能になりました。
あとはDALY製のBMSが優秀で、Bluetoothでスマホとつなぎ各バッテリーセルの状態を確認したり、設定画面から各パラメーターの値を細かく設定することなどが可能です。もちろん低温保護機能も付いています。
まとめ
リチウムバッテリーセルやBMSの設置は少し大変ですが、省スペースかつ低予算で大容量サブバッテリーシステムを構築することができますのでやってみる価値は大いにあります。
しかし、やはり安全が第一です。あくまでも設置や使用は自己責任でお願いします。